ユダヤ教!超正統派が興味深すぎてまとめてみた
最近こんな本をKindolで読んだんです。事の発端は、「日本ほど宗教に関して曖昧な国はないな」って思ったのがきっかけです。
読めば読むほどハマりますよね。で!ここにのっていたユダヤ教!知っているようで知らなくないですか?あなたは、どこまでユダヤ教のこと説明できます?ユダヤ教の中でも、正統派や超正統派といろいろあるんですよ。
今回は、超正統派のユダヤ教の人たちについてまとめてみました。
これを知ってわたしは「あーイスラエル行きたい!」って今なっています。
そもそもユダヤ教って?
まずはユダヤ教とはをご紹介しますね。
ユダヤ教を言葉で表すなら、「ユダヤ人によるユダヤ人のための宗教」です。ユダヤ教には。「選民思想」という考えがあります。この考えというのは、「ユダヤ人こそ神に選ばれた人であり、ユダヤ人が最終的に神に救われる」と信じています。
無宗教だと50%の人が答える日本人にとって、この思想はわけわからんですよね(笑)
でもわたしはある意味信じているものがあるって素敵だなって思いました。
ユダヤ教ってこんな感じ
成立:紀元前1000年〜紀元前500年。
創立者:モーセ。モーセの十戒で有名なモーセさんです。
聖典:タナハ(旧約聖書)。
信者数:1500万人。多いのか少ないのかわからないですよね。東京の人口が約1400万人です。
総本山:エルサレム
信仰:唯一神ヤハウェ
イスラエルの人口は720万人なのですが、その3/4がユダヤ教の人たちです。
おおまかな宗派
細かく分かれているのでざっくりと宗派をご紹介しますね。
超正統派(ハレーディー)
一年中暑い日も黒いハットをかぶって、黒い服を着ている。後々詳しく書くのでこの辺にしておきます。
宗教派
普通の宗派。律法を守ってユダヤ教を信じいてる。
伝統派
宗教としてではなく、民族の伝統として律法を守る人たち。
世俗派
宗教にも律法にも興味のない人たち。
気になる超正統派を掘り下げてみた
超正統派の人たちのことを別名「ハレーディー」と言います。の男性は一年中、暑い日も寒い日も「真っ黒なスーツに、真っ黒なハットを被る」というのが代表的なイメージです。ハレディーの人たちは同じユダヤ人であっても、他の正統派や改革派などの宗派を認めないというのが一般的なスタンス!
日本では考えられないですよね。でも世界にはこんな人たちがいるんです!すっごい興味が湧きませんか?
なぜ、「真っ黒なスーツに、真っ黒なハット」を貫き通すのか?気になりません?
それは、「強い思想を独特な服装と行動様式を守り抜くことで、ほかのユダヤ人と自分たちを差別化している」と考えられています。
安息日には労働NG!
安息日とは、仕事を休み、礼拝をおこなう聖なる日のことを言います。
ユダヤ教の安息日である金曜日。彼らは労働しない、電話しない、電気器具は使わないなどの厳密な掟があります。彼らはこれに従って安息日を過ごすのです。
ハレーディーの私生活
彼らのほとんどは無職です。彼らの仕事は聖書を読むこと。ユダヤ教の教えを極めることが仕事なんです。
政府からの援助金がメインです。中には奥さんが働きに出て、旦那さんは寺子屋のような学びの場で朝から、晩まで勉強をするといった学生生活という形態もあります。
仕事につく場合はどのような仕事につくと思いますか?仕事といってもパソコンなどの現代的なハイテクものではありません。地域のお店のオーナーなどの地域密着型の仕事が大半です。
イスラエルの法律では男女ともに兵役がかせられています。ですが同国においての彼らは免除されているのです。
兵役も免除で国からの援助金もあるとなると、ハレーディー以外の人たちからはあまりよくは思われていないんだとか。肩身が狭そうですよね。
文明の発達は排除されている
19世紀の暮らしを守り続けるために彼らは現代に対して必死に抵抗しています。そのひとつがインターネットをしない、TVを見ないといったものです。それはなぜだと思いますか?
テレビなどで様々な価値観に引き込まれるからです。一度外の世界を知ってしまったらその誘惑に負けてしまう。ハレーディーの暮らしを捨てて世俗化してしまう若者が出るのを恐れています。
事実、21世紀にもなって19世紀みたいな生活は嫌だといって、家族やコミュニティー、信仰を捨てて一人世俗的な生活を送っている若者もいるそうです。
今だに健在、電話ボックス
日本ではなかなか見かけなくなった、電話ボックスで話す人がいたり、携帯電話を持っていても閲覧制限がかかる、もしくはネットの使用ができない場合があります。
わたしだったら、この生活は1日たたないうちに嫌になりますね。あなたはどうですか?
スピード婚があり得る
ハレーディー内では、結婚前の恋愛や性的行為は禁止。まるでアイドルですよね。
ではどのようにして、お相手を見つけるかと言いますと、ご近所の世話焼きな人が、「こんな人どお?」といった感じで大まかな紹介をして何人か紹介してくれます。
1度の出会いで決める人もいれば、2、3回会って決める人もいるのだとか。性的行為についてはまた別の記事でまとめてみます(笑)
ハレーディーにさらに興味がわいた
今までは宗教のひとつに「ユダヤ教」があるくらいの感覚で生きてきました。ですが今回まとめてみてさらに興味が湧いちゃいましたね。知れば知るほど面白い。だって「もしわたしが、この立場だったら」とか色々想像していると面白くないですか?あなたはどうですか?
いつかは、実際に彼らに会いにいってみたいものです。